自分のQSLを引っ張り出してみました。まずはSWL時代に受け取った VE8RCSです。往復ともビューロを利用しました。
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北極点付近から運用された局です。450 nautical miles from the North Poleとのこと、nautical mile は「海里」の意味で、1海里=1853mですから、約830kmです。
北極=氷山の上かも??と、調べてみましたが、QTHのAlertはカナダの島ヌナブト州に属する島にあり、北緯82度の世界最北端の町だそうです。
Wikipediaの情報(日本語)はこちらですが、英文はかなり細かく書かれています。6年前の永住人口は5人!だそうです。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%88_(%E3%83%8C%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%88%E6%BA%96%E5%B7%9E)

この局は、POLAR AMATEUR RADIO CLUBというクラブ局です。
氷の上でなく、正規の運用とわかり納得。まさに"TOP OF THE WORLD"です。

運用されたのは1982年の7月、少し早い夏です。時期で言えば、白夜のシーズンです。
さて、英文Wikipediaを読むと、7月の平均気温は最高6℃・最低1℃以下・・・・この辺の初冬と変わりません。
一方で厳寒期の2月の平均気温は最高で-30℃・最低で-37℃とか。
白夜・オーロラの神秘的なイメージだけでなく、気候の厳しさが頭のなかで「想像」として浮かび上がります。