真空管電圧計(VTVM)の修理の際に発見した乾電池です。
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本電圧計だけでなく、一般のテスターは電池を内蔵しています。抵抗値を測定するためには、電源が必要だからです。
本電圧計でも抵抗測定が可能なのですが、抵抗は安価なテスターで十分足りるので実際には使用する予定はありません。乾電池は手軽ですが、『液漏れ』という問題があります。電池内部の電解液がはみ出し、内部の回路やケースを腐食させます。今回は電池の代わりに安定化電源を自作して取り付けました。
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取り出した電池は東芝製で、ボディは黄色です。この色の電池は記憶にありません。
底面の数字を見ると、76-03とあります。1976年3月製造で、約40年前の製品と判明しました。
電圧は1.4Vあり、まだぎりぎり使えそうですが、一部液漏れが出かかっているので、廃棄します。
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社名は『東京芝浦電気株式会社』と明記されています。当時はこの社名ですが、1984年に『東芝』に変更された、とのことです。