ジャンクの送信機を分解、必要そうなパーツのみ整理しました。
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ヤエスのSSBジェネレータを取り出しました。汚れが凄いので、クリーニングしました。
まずは中性洗剤を水に溶かして綿棒で拭き、水分を綿棒とボロタオルで除去します。
さらに、水晶はメッキをクリーニングする「ピカール」で磨きます。
ピカールの効果は下写真の通り、前(左)と後(右)では大きく異なることがわかるでしょう。
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反対側からも撮影しました。ベーク基板ですが、見るに耐える状態です(笑)。
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フィルタの周波数は1997.7Mc(当時はMHzではなくMc)、水晶は1.997Mcです。裏面の基板に『TYPE E』と記されていました。日付は38.5ですから、昭和38年(1963年)5月でしょう。
当時、CQ誌に掲載されていたのはTYPE Fだけで周波数5.1739Mcです。この周波数は、FT-50、FL-50等でも採用されています。
約2Mcのフィルタユニットは、どのリグで使われたのか?と調べましたが、不明です。『FL-20は2Mcのフィルタを使った』という記事もありましたが、FL-20はメカフィルであり、誤りのようです。
業務用リグだったのか、試作品がたまたま出てきたのか、ナゾですね。