数週間前、昔懐かしい時計を入手しました。トリオ(現ケンウッド)のハムクロック HC-1です。
200915wclock-1
アナログ時計ですが、全世界の時刻が確認出来るというキャッチフレーズのものです。分針・秒針は普通の時計と同じですが、時針は24時間で時刻表示する円板に振られています。
その外側に全世界のプリフィクスと国名が記されており、現地の時刻を読むことが出来ます。JAが22時であれば、Wの東海岸は08時です。
200915wclock-2
動作未確認のジャンクでしたが、電源を入れても途中で停止し安定動作しません。詳細は別途webのレストアのコーナーで紹介しますが、時計のユニットを入手可能なクオーツのムーブメントに交換しました。
しかし、機能は同等ではありません。大きな問題は、24時間表示のムーブメントが入手不可能だからです。
200915wclock-4
一般的なアナログ時計は12時間表示ですから、1日で時針は2回転します。ところが、この時計のオリジナルは24時間表示、1日で時針は1回転するよう円板に1-24も数字がプリントされています。時刻表示が出来ないのです。
結局、円板に時針相当の表示をアルミテープで貼り付けて対応しました。
分針・秒針は従来のものがそのまま使えず、加工して流用しました。
200915wclock-3
200915wclock-5
200915wclock-6
まあ、動作しない飾りにするよりは、使えるだけ良しとします。オリジナルではカチカチという動作音がはっきりしましたが、クオーツは静かです。
木製のケースですが、電池の液漏れで一部腐食していました。内部なので気になりませんが、木製パテで埋めておく予定です。