無線・電子工作と趣味の日記

アマチュア無線と電子工作が中心の日記です。JA0IAA/新潟県在住、電気大好きおじさんです。その他趣味などあれこれの雑記です。
コメント歓迎ですが、無線と電子工作関係はお名前(名字で可)かコールサインをお願いします。

2011年12月

6JS6C入りの宅配便がサイズ140!?

古い話ですが、web上では書けなかったネタです。2003年か2004年の話です。

オークションで送信真空管の6JS6Cが出品されていました。出品者は関西の無線機ショップです。無線機ショップと言っても、CB機・パーソナル機の専門店のようです。
2本1組で10組近く同時出品していたと記憶しています。

6JS6Cは、ヤエスのHF機のファイナルとして著名で、最近は新品は入手困難です。レストアを楽しむ者には、価格さえ合えば是非ストックしたいパーツです。
ヤエスからの大量仕入れ品でしょうか、1本ずつ箱には入っておらず、大箱に多数がストックされている写真が掲載されています。品物は確かなようです。

オークション終了が近づくにつれて価格が上がりますが、何とか落札に成功しました。価格は送料着払いで13Kくらい、他の出品とほぼ同等の価格だったので、満足でした。
終了後連絡を入れ、送金を済ませました。良い買い物をした、と到着を心待ちにしました。

数日後、見慣れぬ大きな品物が宅配便で届きました。サイズ140もあるのに随分軽い荷物だ・・・と感じながらも、同時に到着待ちの商品があったので、伝票の確認もせずに開封しました。
すると・・・・・発泡スチロールの中に真空管が!?
1112256js6c-1.jpg1112256js6c-2.jpg
上の写真は当時のイメージを再現したものですが、いくら壊れ物とはいえ、あまりにも過剰すぎます。普通ならサイズ60でも十分な程度です。
プロ仕様で数KWクラスの真空管が梱包されている様子を見たことがあります。直径十数cmくらいの真空管をクッション材で包み、さらに木枠のフレームで囲んでから厚箱に入れており、縦横50cmはあります。1本十万以上する真空管なら、これだけ厳重な梱包でもうなずけます。
しかし今回はあまりにもやりすぎで、着払いだから俺には費用は関係ない・・・と言わんばかりです。

到着後連絡を入れ、やんわりとクレームを書きました。真空管2本の割には大きすぎて送料が高くつきました、というような趣旨です。あまりストレートに文句を言っても、メリットはありませんから。
すると「以後気をつけます」という返事。金銭の問題ではなく、誠意の無さに愕然としました。

オークションのIDはもう忘れました。この業者らしき人物がまだ時折出品しているようですが、もう引っかかりません。
以降は送料をしっかり確認した上で取引をしています。


その後の6JS6Cですが、悲しくも1本は破損してしまいました。
2004年10月に新潟県で発生した中越地震が原因です。当地は震度5強でしたが、真空管を保管していた箱が落下しました。
一段落してチェックしたら、側面のガラスが割れていましたHi。まだどこかに残っているなぁ・・・・。

マニュアルをお借りした話

4年半以上前の話です。

6エリアの方からメールが届きました。無線ショップを経営されている方です。
手持ちのサービスマニュアルをお貸ししましょうか、とのこと。
webのレストアが、お目にとまったようです。アマチュアでは滅多に入手出来ないサービスマニュアルは、販売店等のプロが放出したものが出回っており、オークションでも取引されています。
回路図だけで解決しなけりゃプロでない・・・・という声は、もう昔の話です。基板の集積度が上がり、チップ部品が並ぶようになっては、回路図とにらめっこだけでは恐ろしく作業時間がかかります。
海外のサービスマニュアルはインターネットで入手出来ますが、PDFの解像度が悪く、文字が読めない劣悪なものもあります。英文は何とか読みますが、日本語のほうが楽ですHi。

111223manual-1.jpgお申し出に喜び、早速お願いしました。特に機種指定はせず、お任せでお願いしました。
数日後、宅急便でマニュアルが届きました。サイズ100を超える大きな箱にずっしり、必要だったマニュアルも多数あり、びっくりです。

借用期限は1ヶ月程度、仕事の合間を見て仕事場のコピー機でコピーし始めました。
ところが、必要枚数の多さで予想以上にコストがかかり(仕事の経費になるか?)、枚数が多いと1冊1K円以上かかることも珍しくなく、ちょっと痛手です。
また、プリントパターン上の部品配置図は複数色の印刷で、手持ちの白黒コピーでは判別困難な箇所が出てきました。

というわけで、今度はスキャナでひたすらスキャンし、ファイル化する羽目になりました。まだプリンタ複合機はなく、スキャナ+Photoshop Elemens+Acrobatを駆使し、スキャンしてから画質・サイズを補正、PDF化するという大作業です。
111223manual-2.jpg結局、1ヶ月を少し超えてしまってからお返ししました。お礼に当地産のコシヒカリをお送りしました。
あの時の苦労?の甲斐があって、資料はかなり充実し、役立っています。
TS-950SDXのサービスマニュアルは、分厚くて圧巻です。オークションでも高値で取引されて当然です。

資料はDVD-RWに保存しています。ヤエス・アイコム各1枚、ケンウッド2枚、その他メーカー1枚で、今までに入手・ダウンロードしたファイルを含みます。
冊子や書類で持っている資料は別に箱に詰め込んであります。わざわざ紙データをPDF化するなんて面倒なことは一切しませんHi。

過日、ケンウッドのV/UHFの追加データを入手したので、DVD-RWに追加しました。翌日DVD-RWを読もうとしたら・・・・・・・ん?読めない!
他のPCで確認するも読めず、修復を試みるもことごとくダメでした。これは痛い。

数年前までケンウッドのデータはDVD-RW1枚だったのですが、データが増大し1枚では収まらなくなったので、2枚に分割しました。分割前のDVDが幸運にも1枚残っていたので、一部は修復出来たのが幸いでした。
その後、各データをバックアップするため、同じ枚数だけDVD-RWを作成したのは言うまでもありませんHi。

今回のDVD-RWは国産T社製で、DVDが普及しつつある時期のものです。ヤエスのデータも同じT社のDVD-RWに保存していましたが、PCによって読めなくなったり不安定です。
今後消失しないためにも、最新のDVD-RWにコピーしました。

本業がPC関係で、データ消失を未然に防ぐためにもバックアップの体制を・・・・と仕事で言っている割に、甘かったと反省です。
光メディアは安定していそうですが、キズで一瞬にして駄目になることもあります。気をつけましょう。

IC-2Nその2

IC-2Nですが、底面から取り出したDC電源コードが邪魔に感じたので、変更しました。

バッテリパックを開き、底面に手持ちのDCジャックを追加しました。
当初は丸型で裏面からナットで固定するジャックにしましたが、ジャックが底面から飛び出してリグが立ちません。改造後に不満を感ずるのは、アタマが回っていない証拠ですHi。
111221ic2n-5.jpg111221ic2n-6.jpg
写真のようなジャックを変更し、ネジ止めしました。ネジはM2のサラネジですが、ネジ穴表面を軽くサラって底面から飛び出さないようにしました。
プラグを挿したままで立たないのは同じですが、側面は電池の金具とケースの樹脂の形状が複雑で、プラグが簡単には固定出来ません。
111221ic2n-7.jpg周波数の変更はロータリースイッチではなくサムホイール(Thumb wheel)スイッチです。特注計測器を開発していた頃、よく使いました。時間を1msステップ、電圧を1mVステップで設定する等で便利なスイッチですが、無線機でバンドをくまなくワッチするには不便です。

中東に多数輸出されたベストセラーという噂でしたが、輸出機は周波数固定だったのでしょうか。

IC-2Nの点検

d9898fc3.jpg今夏にいただいたIC-2Nを点検しました。

バッテリパックの電池が無い(劣化して中が汚れると困るので、外していただけたのは幸いでした)ので、本体下のバッテリパックとの接点に電源をつなぎ、動作チェックしました。
受信感度も十分あり、パワーも十分出ました。

本体を分解、簡単に回路とカバーに分かれます。ミノムシで電源をつなぎ、受信・送信回路をチェックしましたが、ほぼ初期状態を保っているようです。
受信感度はコアをまわしてもほとんど変わらず、送信も8V(手持ちの電源の都合)で2W以上出ます。
送信周波数も100Hzもずれていません。
・・・もちろん、基板を見ても異常とわかるパーツがありませんでした。
efc70024.jpg625d22be.jpg
さて、電源はどうするか?ですが、バッテリパックに充電電池を入れても純正の充電器がなく、また持ち歩いて運用する気も無いので(Hi)、バッテリパック底面に穴をあけて電源ケーブルを追加しました。
DCを印加すれば使えます。
82002788.jpg規格ではDC7.2Vなので、13.8Vを加えるのは望ましくありません(パワーは出るが、送信すると放熱が持たないはず)。バッテリパックにレギュレータ(13.8V→7.2V)を内蔵しても、発熱が問題です。
固定できるDCコネクタを取り付け、ケーブルを外付けするのがベストな選択でしょう。

もちろん、受信可能な周波数はアマチュアバンドのみです。

IC-20レストアその2

IC-20のレストアをまとめ、webに公開しました。
リンク先は、アドレスを変更することがあるため記しません。webトップページからお探しください。

スプリアス退治は、奥が深いです。5次スプリアスは数少ない現象ですが、絶縁棒(セラミックドライバが便利ですが、割り箸でも可)で配線や部品をつついたり、手や絶縁した金属棒をあちこちに近づけて変化がないかチェックします。
直流電圧や高周波で高レベルの箇所は、事故のないように注意しましょう。

今回は、PAアンプ部横の空きスペースにあるケミコンを触ったら、変化に気づきました。ケミコンが!?と、ケミコンをアルミテープで巻いてGNDに貼ってみましたが変化ありませんでしたHi。
その後、横の配線をセラミックドライバで動かしたらスプリアスの変化がありました。
111217ic20-1.jpg台所の水周りを修復するアルミテープでシールドしました。webよりも写真を大きくしました。
改善前後のスプリアスも、比較のため掲載します。
111217ic20-2.jpg111217ic20-3.jpg
過去のレストアで、スプリアス特性が今一歩のリグがいくつかありました。応用すれば、解決できるかもしれません。
ただ、昔のリグにさかのぼりすぎると、手持ちの未着手がさらに遅れますHi。


IC-20レストア

井上電機(現アイコム)のIC-20をレストアしました。
トラブルは何とか解決し、貴重な技術ノウハウが得られました。
整理してwebに追加する予定です。

IC-20ですが、ジャンクでさらに3台ありましたHi。こんなもの何故持っているの?と言われそうですが、もらいもの・オークションで入手した等でさまざまです。
今回のレストアで、ドライバのトランジスタが壊れました。1台からパワーアンプ部のトランジスタを抜き取ったので、残りは2台です。

1台は動作チェックOK、これから調整します。
残り1台も、そこそこ動作しますが、フロントパネルに傷・欠け・塗装ハゲがあり、メータも汚れ・曇りがあります。使えないリグから部品取りします。
111213ic20-1.jpg
フロントパネルをバラしました。左のパネルは表面をクリーニング、メータはアクリル専用クリーナで磨きました。
これから組み立てます。
111213ic20-2.jpg
4台を見比べると、マイナーチェンジの跡が見られます。
3台はプロテクション・パワー制御の回路のヒートシンクが追加されています。
ダイヤルの周波数表示も異なっており、3台は1、2、3・・・、12と連番ですが、1台のみ1、2、4、7、・・・A、B、C、Dとなっています。後者が後期モデルです。
細かく見れば、まだありそうです。

ブログ始めました

今日からブログを始めます。

ホームページに追加するには手間がかかる(時間がかかりすぎる)、途中経過を記録したい、大したネタではない(笑)・・・・等で、公にしていなかった話を書く予定です。
まあ、適当にお付き合い下さい。

お手数でも、無線や電子工作のネタはお名前(名字だけでもOK)か無線のコールサインをお願いします。
ネット以外でもお付き合いの機会があるかもしれないので、お互いに相手が少しでも見えるようにしたい、という趣旨です。
その他の方はハンドルネームで構いません。
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