今回も文字だけですHi。
数日前(今月8日)、『雑誌掲載許諾のお願い』というメールが届きました。

今月21日発行予定の某雑誌の企画で、レストアに役立つページとして紹介するので、了解をいだけないか・・という内容です。
某出版社の提携会社(微妙な表現をすれば、下請け?)からの依頼です。
昔のリグを紹介しつつ、修理や入手方法を紹介する雑誌で、メンテナンスに役立つwebサイトを2ページで10-12サイト紹介するそうです。

結論ですが、ご遠慮することにしました。編集内容が見えないからです。

・サイトの名称・URL・一部画面のコピー(スクリーンショット)に加え、解説文(120文字)を掲載するそうです。
どんな文章になるのでしょうか。120文字なら、下書きでもお教えいただきたいところです。

・印刷の業界は知りませんが、21日発行なら原稿締め切り直前ではないでしょうか。しかし、承諾の返答期限がありません。
また、『掲載が不可である場合、下記アドレスまでご一報くださるようお願い申し上げます。』とのこと。
返事しなかったら承諾したとみなす、と受け止める表現です。ビジネスのルールとしては、考えられないことです。

・この類の雑誌に掲載されると、面倒な問い合わせが舞い込みそうです。
以前、某雑誌に掲載(これは事前承諾なしです)された際、メールで問い合わせが数点届きました。初心者と思われる常識レベルの質問です。いくつか対応しましたが、繰り返し届く返信に呆れてしまいました。
(初心者は質問するな、という意味ではありません。基礎の勉強をしてから聞きなさい、何でも対応していたら私の時間が足らないことは理解して欲しい、ということです)
初心者には修理は簡単ではない、ということを注意勧告した上で編集されているのか、内容がわからなければ承諾出来ません。

・過去の同社の出版物を読んだことがあります(買いませんHi)が、レストアは簡単なのでチャレンジしよう!というような表現が多々見られます。そう書かなきゃ雑誌は売れないでしょうが、レストアは簡単なものではありません。
正しい技術知識とノウハウ、ある程度の測定器は必須です。ここまでフォローアップした内容なのでしょうか。
受信部はまだしも、送信部は調整を誤ると悲惨な結果になります。
発売後はオークションで中古リグの売買が増え、いじりまくって故障・劣化したリグが再出品される機会が増えると推測しています。

・私は、自分の修理内容をもとにwebを編集しています。同じ機種でも故障モードが同じとは限りません。
読者は、他のリグの結果や他のサイトの情報を合わせて自分で解決策を考えることが出来るでしょうか。
「わからなければ聞けばいい」とお考えの方には役に立たないはず。
そもそも、解決方法や手順は全て公開しておらず、省略したり隠している箇所があります。最近は増えてきましたHi。
無意味な問い合わせ・クレームを避けるためです。


編集元の担当者は、丁寧な応対をしてくれました。ここは理解しています。
あとは編集内容のコンセプトですね。レストアを楽しんでいる方は、同程度の技術を持っている(持とうとしている)方との情報交換を通じて自身のスキルアップを目指しています。
これらの人の考えを十分に収集した上で、編集されることを望みたいと思います。