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古い計測器(真空管です)をレストア中ですが、交換パーツを探しているところでオイルコンデンサを見つけました。

パーツボックスに整理していましたが、今後使うか否か迷っていました。古いオイルコンデンサは経年変化が大きく、信頼性に疑問を感じます。マイラコンデンサが代替えとして入手可能ですから、良き時代をなるべく再現したい場合を除き、無理に使う必要はありません。

141021oil-1.gif問題なく使えるものもありましたが、これはダメだな・・・・と思える部品が多数見つかったので、紹介します。
合計17本、0.001uFから0.1uFまでで、耐圧400Vです。

まず、容量を測定しました。表示値と実測値が大きく異なり、誤差10%としても大きく変化しています。
容量が増えているので良い方向にも見えますが、寄生抵抗分が無視出来ない程度まで増加します。電子工学で言えば、誘電正接(tanδ)が大きいのです。
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容量計は中国製が安価に入手出来ます。持っていても損はないと思いますが、無くてもテスターの抵抗レンジでtanδの大小を評価出来ます。

テスターの抵抗レンジを最大(私の場合はX10K)にし、コンデンサに接続します。テスターの-側から電流が供給され充電が始まります。
接続した瞬間に針が振れて抵抗値が低くなったようになりますが、すぐに抵抗値が無限大に近くなります。
この最終抵抗値が大きい=針が振れないほど寄生抵抗が高い良好なコンデンサと言えます。
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今回のコンデンサは表示値では10Mオームを超えていますが、針が動きます。正常品を測定すると、針1本振れる程度です。抵抗成分が高い=良好なコンデンサと判断されます。

ここで評価したコンデンサは廃棄します。約6割が未使用品ですが、いずれ劣化が進み役に立たなくなるでしょう。