無線・電子工作と趣味の日記

アマチュア無線と電子工作が中心の日記です。JA0IAA/新潟県在住、電気大好きおじさんです。その他趣味などあれこれの雑記です。
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2015年06月

約40年前の乾電池

真空管電圧計(VTVM)の修理の際に発見した乾電池です。
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本電圧計だけでなく、一般のテスターは電池を内蔵しています。抵抗値を測定するためには、電源が必要だからです。
本電圧計でも抵抗測定が可能なのですが、抵抗は安価なテスターで十分足りるので実際には使用する予定はありません。乾電池は手軽ですが、『液漏れ』という問題があります。電池内部の電解液がはみ出し、内部の回路やケースを腐食させます。今回は電池の代わりに安定化電源を自作して取り付けました。
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取り出した電池は東芝製で、ボディは黄色です。この色の電池は記憶にありません。
底面の数字を見ると、76-03とあります。1976年3月製造で、約40年前の製品と判明しました。
電圧は1.4Vあり、まだぎりぎり使えそうですが、一部液漏れが出かかっているので、廃棄します。
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社名は『東京芝浦電気株式会社』と明記されています。当時はこの社名ですが、1984年に『東芝』に変更された、とのことです。

延長基板3種

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リグ調整に必要な延長基板です。

基板をコネクタに差し込んで実装し、密度を上げるリグが70年代半ばから登場しました。
リグをコンパクトに出来る一方、一部機種では調整箇所にドライバが届かず、そのままでは調整が出来ません。故障箇所を探すのも困難です。

延長基板を3種類作成しました。いずれも片面のみの接続です。
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18ピンと14ピンは、昔購入した4mmピッチのユニバーサル基板とガラスエポキシの生基板を重ねて製作しました。ユニバーサル基板はコネクタ部のパターンのみ活用し、エポキシの平行パターンと接続しています。
基板はネジ止めしていたのですが、基板幅が大きくなってしまい入らないことがありました。

そこで、ガラスエポキシ1枚のみで18ピンを製作しました。ガラスエポキシのパターンをそのままソケットに挿入します。ソケット部はハンダメッキしました。
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延長パターンの影響で、調整ポイントがずれるのでは?と心配しましたが、HFのリグで経験した限りは大きな問題はありませんでした。配線を同軸ケーブルで行う方法もありますが、使用中に断線しない工夫が必要です。

コネクタはKELの4mmピッチの製品で、現在でも何とか通販で入手可能です。7、8年前に東京の有力代理店を紹介してもらい購入しましたが、個人購入では対応は冷たかったです。問い合わせの反応を見ながら、購入店を探しましょう。

カイセ アナログテスターSK-2


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カイセのアナログテスターSK-2です。30年くらい前に購入したテスターです。
外形寸法は65mm X 95mm X 32mm (テスターリードを除く)とコンパクトです。
無線の移動運用の際、電圧チェックや導通確認をするために入手しました。 眠っていたものを分解、電池の液漏れが少しありましたが(電池は取り替えた記憶が無いHi)、電極は大丈夫でした。
まず、テスターリードを修理します。テスターへの-リードが切れており、プラスチックカバーがありません。市販品と互換性が無いので、リード棒のプラスチックを切断し、加工しました。リード棒は市販品を購入、+-とも交換しました。
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動作チェックすると、抵抗測定はOKですが、DC・AC電圧が測定出来ません。基板を取り外して回路をチェックしても正常です。 150516tester-4
原因はレンジ切り替えの摺動面の接触不良でした。乾電池を接続してもDCは0Vのままですが、指で接触部を抑えるとメータが振れます。接触圧が不足しています。
接触部はイソプロパノールで洗浄済みでしたが、分解して手で加工、再組立てして解決しました。
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測定精度はおおよそ十分です。基板上はほとんど抵抗だけであり、経年変化はほとんど考える必要は無いでしょう。
外出時のサブ機であり、精度を厳しく問う使い方はしないので、これで良しとしました。 購入価格は覚えていませんが、現在の同等品はもっと安いはずです。本機は多分日本製、現在の市販品は海外製です。

AC100Vモニタ表示器の製作

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AC100Vをモニタする表示器を製作しました。
と言っても、既製品をケースに入れただけですが。

商用電源のAC100Vの変動がどの程度あるのか確認したくなりました。
仕事でトラブルシューティングを行っている際、「タコ足配線」が気になることがあります。
一例ですが、テーブルタップに多数のOA機器を接続してありました。通常は何も異常が見られませんが、ごくまれに有線ルータが誤動作します。
電源ケーブルを抜き、しばらく放置してから差し直すと正常に戻ります。

原因はレーザプリンタが動作するためでした。動作開始時に流れる電流によって電圧降下を起こすようです。ACの配線回りを手直しし、改善しました。

AC電圧はテスターでもチェック出来ますが、小型で持ち歩きに便利なものが欲しい・・・と考えていたところ、パネルメータが入手出来ました。Made in Chinaで、1000円でおつりが来ます。
プラケースを加工し、安全のためにスイッチとヒューズを追加しました。大したものではありません。
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AC100Vに接続し手元の3・1/2ケタのマルチメータの測定値と比較すると、3V程度表示が大きくなります。マルチメータが正確なの?と言われればそれまでですが、とりあえず信用し、本メータの基板上にある小さなボリュームを回して調整しました。

瞬時電圧は測定出来ません。ただし、余裕(マージン)の有無は判断出来ます。
我が家ではAC103-104Vです。これが標準でしょうか。

以前、お客様宅で測定した際、96Vくらいまで落ちていたことがありました。近所にある工場の影響かもしれません。
当宅では、7、8年くらい前に電圧上昇と思われる異常が発生したことがあります。たまたま測定したら、100-107Vの間をゆっくりと変化します。
気づく少し前に、測定器のヒューズが切れたことがあります。ご近所でもビデオが壊れた、と聞きました。
電力会社に電話して調査をお願いしたところ、柱上トランスからのアース線の異常だったという話でした。
私はヒューズ1本で済みましたが、前述のお宅ではビデオの修理代金はいただいたそうです。

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