新バンドプランが1週間後の9/25に施行されます。JARLからは特に何もアナウンスがないのですが、大丈夫なのでしょうか。特に人口の多い7MHzが気になります。
まず、IARU Region3のバンドプランを調べてみました。下表のように規定されています。
従来のプランと新プランをそれぞれ比較します。
<従来のプラン>(2023/9/24まで)
新プラン(2023/9/25以降)
問題になるのは7,030-7,045KHzをどうするか?です。このままだと、
・7,033KHz以上でPHONEが運用出来る
・FT8等のデジタル運用も出来る、CW/PHONE/FT8が混在する
ということになります。法律上は違反でなくても混乱は必至、まずは現状の運用ルールで進むべきではないかと思うのですが、何もアナウンスがありません。これも前役員の負の遺産かな?
JARLのwebでは、
今後、国内局同士のFT8による運用については、7030-7040kHz(キャリア周波数 7030-7037kHz)の帯域での運用とするように、デジタル通信をご利用の皆様にはご理解のうえ、ご協力いただきますようお願いいたします。
とあります。
7MHz帯FT8での国内局同士の運用周波数について (jarl.org)
これでは、周波数をどこに固定したらいいのか分かりません。例えば、7,031KHzと7035KHzにして7,031-7,034KHzと7,035-7,039KHzの2か所でオペレートする、と具体例が必要です。QRM低減には役立ちますが、FT8を知らない人が出したメッセージですね。
またコンテスト委員会との調整も不十分です。直近の全市全郡コンテストのCW周波数は7,010-7,040KHzです。
ここはJARLが音頭を取って、当面は現状のまま、期限を決めて以下のような案を取ったらどうでしょうか。
FT8で7,074-7,077KHzは世界的なルールとして外せませんが、国内同志のQSOを常時認めるとQRMでDX QSOが出来なくなります。従って、
7,036-7,039KHzは国内メイン、DXも可
7,074-7,077KHzはDXメイン、国内も可
とするのが、妥当なところでしょうか。
CWはコンテストになるとぎっしり埋まるので、上限を7,040→7,036KHzとし、極力使用幅を確保します。Phoneは7,040KHz以上(LSBなので、周波数表示上は7,043KHz以上)です。
FT4等の他のモードについては知識不足のため言及していませんが、専用周波数は注記で追加します。
現在ANTの不調で7MHzには出られませんが、ワッチして様子を確認する予定です。JARLからのアナウンスを期待します。・・・と言っても、もう遅いか(笑)。
追記(2023/9/19):
JARL周波数委員会では、議事録(活動報告)によれば
委員会の意見を尊重するなら、現状維持が必要でしょう。変な既成事実を作ってしまうと、バンドプランの修正が面倒です。役員・委員会のフェーズがズレている、と感ずるのは私だけ?
まず、IARU Region3のバンドプランを調べてみました。下表のように規定されています。
従来のプランと新プランをそれぞれ比較します。
<従来のプラン>(2023/9/24まで)
新プラン(2023/9/25以降)
問題になるのは7,030-7,045KHzをどうするか?です。このままだと、
・7,033KHz以上でPHONEが運用出来る
・FT8等のデジタル運用も出来る、CW/PHONE/FT8が混在する
ということになります。法律上は違反でなくても混乱は必至、まずは現状の運用ルールで進むべきではないかと思うのですが、何もアナウンスがありません。これも前役員の負の遺産かな?
JARLのwebでは、
今後、国内局同士のFT8による運用については、7030-7040kHz(キャリア周波数 7030-7037kHz)の帯域での運用とするように、デジタル通信をご利用の皆様にはご理解のうえ、ご協力いただきますようお願いいたします。
とあります。
7MHz帯FT8での国内局同士の運用周波数について (jarl.org)
これでは、周波数をどこに固定したらいいのか分かりません。例えば、7,031KHzと7035KHzにして7,031-7,034KHzと7,035-7,039KHzの2か所でオペレートする、と具体例が必要です。QRM低減には役立ちますが、FT8を知らない人が出したメッセージですね。
またコンテスト委員会との調整も不十分です。直近の全市全郡コンテストのCW周波数は7,010-7,040KHzです。
ここはJARLが音頭を取って、当面は現状のまま、期限を決めて以下のような案を取ったらどうでしょうか。
FT8で7,074-7,077KHzは世界的なルールとして外せませんが、国内同志のQSOを常時認めるとQRMでDX QSOが出来なくなります。従って、
7,036-7,039KHzは国内メイン、DXも可
7,074-7,077KHzはDXメイン、国内も可
とするのが、妥当なところでしょうか。
CWはコンテストになるとぎっしり埋まるので、上限を7,040→7,036KHzとし、極力使用幅を確保します。Phoneは7,040KHz以上(LSBなので、周波数表示上は7,043KHz以上)です。
FT4等の他のモードについては知識不足のため言及していませんが、専用周波数は注記で追加します。
現在ANTの不調で7MHzには出られませんが、ワッチして様子を確認する予定です。JARLからのアナウンスを期待します。・・・と言っても、もう遅いか(笑)。
追記(2023/9/19):
JARL周波数委員会では、議事録(活動報告)によれば
令和5年9月 25 日以降、新たな告示が施行され、新バンドプランが動き出すことになるが、会員からのバンドプランに関するご意見・ご要望を伺いながら、今後、更にバンドプランのブラッシュアップを行っていきたい。
とあります。委員会の意見を尊重するなら、現状維持が必要でしょう。変な既成事実を作ってしまうと、バンドプランの修正が面倒です。役員・委員会のフェーズがズレている、と感ずるのは私だけ?