無線・電子工作と趣味の日記

アマチュア無線と電子工作が中心の日記です。JA0IAA/新潟県在住、電気大好きおじさんです。その他趣味などあれこれの雑記です。
コメント歓迎ですが、無線と電子工作関係はお名前(名字で可)かコールサインをお願いします。

その他メーカー

ローテータKR-600RCの修理(1)

220621controller-1
今は無きメーカー、ケンプロのローテーターKR-600RCです。約40年前に購入、会社の寮の屋上に上げる予定でしたが諸事情あって未使用のものでした。
アンテナを取り急ぎ上げて、次にローテーターを設置しようとメンテナンスをしている途中、異常に気付きました。1回転すると、コントローラの指針が途中で一旦止まり、一息ついてから再び回り出すのです。
問題を切り分けるため、ローテーターに内蔵されている位置検出のポテンショメータの代わりに手持ちのボリュームを付けてみました。すると同様に途中でストップします。コントローラの不具合と判断、疑わしい箇所は指針を動かすモーター先端のギヤ部です。
220621controller-2
プラスチックギヤに異常が見られました。潤滑オイルをスプレーしても変化ありません。
220621controller-5
モーターを取り外すと、1箇所に亀裂がありました。変色しているのはオイルが残っているためです。
ギヤはモーターシャフトに叩いてはめ込みますが、長期間に亀裂が大きくなったものと推測します。
220621controller-3
このギヤ、歯数は14です。模型のモーターに似ているので模型店にあるかも?と探したのですが、見つかりません。ネットで検索、歯数14と16のセットが入手可能と分かったので、他の部品と一緒に購入しました。
入手したものは外径・歯数は合うものの、取付穴が1mm程度と小さすぎます。手持ちのドリルで少しずつ穴を大きくし、モータのシャフト径と合致する3.0mmでほぼOK。バリ取りの要領で少しずつ穴を広げて押し込める程度にしました。穴が大きすぎると、空回りします。
220621controller-4
動作チェック、今度は途中で止まることもなく、正常に360度回転します。

回路上のボリュームに手は触れません。コンデンサは交換すべきですが、これも後日。上の写真の手前にあるコンデンサはローテーターのACモーターに並列接続されており、両極性が必要で手持ちがありません。
今や驚くほど小型になっています。

リーダー電子 ディップメーターLDM-810

210929dip-1
実家の兄から「これ、要るか?」と渡されたものが4点。
逐次紹介するとして、まずはディップメーター。リーダー電子のLDM-810、箱入り・ほぼ未使用品です。
210929dip-2
210929dip-3
記憶によれば35年くらい前。長岡市内の無線機・電子部品販売店が年末倒産し、年明けの初売りに在庫処分をしました。その時に購入したそうですが、技術屋でない兄、そのまま押し入れに眠っていました。
210929dip-4
発振器として、あるいはLC共振周波数を測定するために使います。AC100Vを接続すると、反応なし。
あれ?っと思ったら、真空管であることを忘れていました(笑)。
数十秒待つとメーターが振れました。近くのラジオで10MHz・80MHzを受信すると発信音が。動作はするようです。
ACコードがビニール袋から出ていて、発泡スチロールでベタベタ。アルコール洗浄し、除去しました。
説明書は原本で色あせていますが、使用可能。6CW4という真空管です。

一部コンデンサは劣化しているでしょう。分解して交換します。詳細はwebでレポートします。

自作派が少なくなった今、価値はどこまであるか?ですね。動作保証を付けて売却してもいいかな、と考えています。

AC100V→117V変換器への改造

無線関係で溜まっていたネタです。

アメリカ製の中古リグを入手したのですが、修理するのにネックがありました。
AC電圧は日本では100Vですが、アメリカでは117Vです。そのままACを接続しても、15%くらい低い電圧になるので、正常動作しません。
変換トランスを物色していたのですが、新品は高価ですし、重いので通販では送料もバカになりません。
メルカリで変換器を発見、改造しました。
210925ps-1
製品は日本のメーカーで、117Vを100Vに変換します。日本の製品をアメリカへ持って行った際使うための変換器です。トランスの出力タップの配線を変更すれば逆に100Vから117Vに変換可能、と考えました。

中を開けると、100V・110V・117Vの端子が出ています。入出力の端子を入れ替えるだけです。
210925ps-2
210925ps-3
問題なく約117Vが得られました。
容量1KVAなので、余裕を見て7A程度は十分に取れると思います。
210925ps-4
あとは、入力・出力の電圧表示をシールで書き換えておくことです。自分以外が間違えて使用すると、機器にダメージを与えます。
送料込みで3,700円、傷もほどんど無い美品でした。

サンワテスターCX506a修理

210313tester-1
サンワのテスターCX506aです。導通チェックのために抵抗レンジを使おうとしたら、針が振れません。
210313tester-2
開封すると、見事に電池が液漏れしています。しまった!
最近は電圧レンジだけしか使っていなかったので、気づきませんでした。
210313tester-3
接点は液で真っ黒に変色しています。電池を取り外し、新品の電池をそのまま入れてテスター棒をショート、導通が確認出来ました。
210313tester-4
ただ、このままでは心配です。接点の銅タブをサンドペーパーで磨き、程よく表面が銅色になるまで改善しました。

電池は有効期限が2016年、やはりチェックは欠かせません。裏ブタに電池の期限を明記しておきます。

5.6GHz送信機にドローン?

ここのところ、SHF送信機の認定の行方を書いています。
検索したら、何とドローンのコントローラを送信機に改造し、JARDの認定を得る、ということがヒット。
私が知らなかっただけ?こんな技があったのですね。
(画像は手持ちが無いので、某販売サイトからお借りしました)
210217-56ghz-1

JARDで「ドローン(FPV)の免許・増設に係る手続参考資料」という資料を発見しました。
  JARD | ドローン FPV の免許/増設の手続き

そんなキカイあるの?と下へ進むと、JARDの保証実績機種が記載されています。
  guidanceD.pdf (jard.or.jp)

5.6GHz運用のための裏技?でしょうか。

改造が必要ですし、出力は200mWまで。
多数のマニアが集う大都市周辺は、チャレンジするマニアがいるのです。

私には、全く縁の無い話でした。

テレビCM----蒼井優とシルバーイーグルのマイク----

テレビCMをたまたま見たら、珍しいものが映っていました。
201104mic-1
ビオフェルミンのCM、蒼井優さんがモデルです。
DJを意識したカットか、レコードのターンテーブルの左にアスタティック社のシルバーイーグルマイクが映っています。
製造中止になって久しい製品で、クリスタルマイク独特の高音の響く名品です。
CM制作の関係者にベテランの無線家がいたのかもしれません。

ダイヤモンド製ローテータ RT200

ダイヤモンド(第一電波工業)製のローテータRT200が出てきました。
rt200-1
記憶はあいまいですが、20年以上前にどこかのハムショップに行ったときに在庫処分で購入したものです。同社はローテータはほとんど製造せずに終わっていると思います。
ローテータとしては小型で、144MHzや430MHzの小型スタックまでOK、というものです。あとはFMアンテナ、50MHzなら2-3エレメントの八木くらいでしょうか。
長年、部屋の隅に眠っていたのですが、持っていても仕方ないので処分することにしました。
rt200-2
rt200-3
オークションに出品するにあたり、動作確認はしておきます。初めてビニール袋を開けました(笑)。
コントローラとローテータ本体の下部(モータのある箇所)は3芯のケーブルで接続する、とのことなので、手持ちの電線を用い接続しました。
rt200-5
rt200-6
コントローラの電源をON、正常に360度回転します。モーター音も異常は感じられず、グリスの劣化も無さそうです。
手を加えることはせず、先日売却しました。
アーカイブ
楽天市場
記事検索
最新コメント
プロフィール

ur599hamradio

  • ライブドアブログ