無線・電子工作と趣味の日記

アマチュア無線と電子工作が中心の日記です。JA0IAA/新潟県在住、電気大好きおじさんです。その他趣味などあれこれの雑記です。
コメント歓迎ですが、無線と電子工作関係はお名前(名字で可)かコールサインをお願いします。

KENWOOD

トリオ・ケンウッドのアクセサリ

トリオ・ケンウッドの名前の入ったものが2つ。
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右は、「'82 V・UHF QSO PARTY」のキーホルダーです。裏面に’81.12.20~31と'82.1.3~20と開催日が刻印されています。
縦6cm X 横3cm X 厚さ2mm(チェーンを除く)です。
サラリーマンとして忙しく、無線どころではない時期でした。間違いなく、いただき物です。

左はケンウッドに社名変更後の缶バッジで、直径5cmあります。
時期は不明ですが、1200MHzのリグが発売され、GHzを活用していこう!というキャンペーンの記念品です。でも、1.2GHzのリグは購入しませんでしたので、他のリグ購入時のオマケです。
まだ無線人口が増えていた時期、どんどん上の周波数へ・・・・という頃ですね。
今は昔・・・と言ったら、ギガヘルツ愛好家には失礼かな。

トリオ テクニカルニュース

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旧トリオ(現JVCケンウッド)発行のテクニカルニュース、B5版の冊子です。
No.1から18までをオークションで入手しました。1971年から1982年までの発行分ですが、後続があるのかは不明です。

当時に発売されていたリグの技術内容の紹介が主です。後半の数ページにユーザーからの記事(CMだけではありません)が掲載されています。
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HF機だと、TS-801・511から520、820、830、660、430シリーズです。
VHF機は、50MHzの懐かしきTR-5200、1300。
144MHzはTR-7200シリーズ、2200シリーズ、2300、7500シリーズ、7700、7900、TS-700・780シリーズ。
430MHzはTR-8200・8300・8400。
そうそう、50-430MHzのTR-9000シリーズもありました。
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TS-820とTS-830の記事の写真を撮りました。
当時の技術は基本的な考えが理解出来、勉強になります。
最近のリグはデジタル制御でソフトウェアに依存する箇所が多く、頭がついていきませんHi。

トリオ ハムクロックHC-1

数週間前、昔懐かしい時計を入手しました。トリオ(現ケンウッド)のハムクロック HC-1です。
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アナログ時計ですが、全世界の時刻が確認出来るというキャッチフレーズのものです。分針・秒針は普通の時計と同じですが、時針は24時間で時刻表示する円板に振られています。
その外側に全世界のプリフィクスと国名が記されており、現地の時刻を読むことが出来ます。JAが22時であれば、Wの東海岸は08時です。
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動作未確認のジャンクでしたが、電源を入れても途中で停止し安定動作しません。詳細は別途webのレストアのコーナーで紹介しますが、時計のユニットを入手可能なクオーツのムーブメントに交換しました。
しかし、機能は同等ではありません。大きな問題は、24時間表示のムーブメントが入手不可能だからです。
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一般的なアナログ時計は12時間表示ですから、1日で時針は2回転します。ところが、この時計のオリジナルは24時間表示、1日で時針は1回転するよう円板に1-24も数字がプリントされています。時刻表示が出来ないのです。
結局、円板に時針相当の表示をアルミテープで貼り付けて対応しました。
分針・秒針は従来のものがそのまま使えず、加工して流用しました。
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まあ、動作しない飾りにするよりは、使えるだけ良しとします。オリジナルではカチカチという動作音がはっきりしましたが、クオーツは静かです。
木製のケースですが、電池の液漏れで一部腐食していました。内部なので気になりませんが、木製パテで埋めておく予定です。

ジャンクのTS-510を分解(2)

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真空管はソケットから取り外し、汚れを除去しました。
チェッカーは持っていないので、後で実機で評価します。

S2001が2本ありますが、1本のプレートがぐらつきます。空気は入っていないのですが、ダメかもしれません。無理に使う気もありません。
その他のMT管は、型名が一部消えかかっています。拡大鏡で確認、マジックペンで記入しておきます。
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配線は使えそうな箇所をニッパーで切断・取り外し、汚れをふき取りました。
電線くらいケチらずに・・・・と思われるでしょうが、これらは耐熱電線であり、安物のビニール絶縁線のようにハンダゴテで被覆が溶ける心配がありません。
被覆の色も多数あり、修理の際に役立つと思います。
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シャーシは廃棄します。
フロントパネルは改造でスイッチ穴があけられており、表面の黒塗装も細かい穴が開いています。ツマミで表面から隠れていた箇所と露出していた箇所に差があります。いずれ廃棄しましょう。

ジャンクのTS-510を分解(1)

オークションで落札したトリオ(現ケンウッド)のTS-510、部品取りのため、分解します。
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写真を見て、部品を個別に購入するよりは十分に元が取れる、と判断しました。
真空管はすべて挿入されています。
中でも、「これは!」と思ったのは・・・・CWフィルタが内蔵されていたことです。
もちろん、動作の保証はありませんが。
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2日に分けて、シャーシからパーツを取り外しました。
ツマミは一部欠品がありますが、取り外してクリーニング、十分使えます。
VFOはユニットで分解、このまま使えるか?後で判断します。
メータ、バリコンは使えそうですが、スイッチ・ボリューム・リレーは汚れと経年変化で期待せず。部品がどうしても必要な時に備えてストックします。
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シャーシ上の基板は汚れがひどく、使える部品はわずかです。CW・SSBフィルタ、真空管ソケット(基板用)くらいでしょう。
段間のコイルも残します。実はコアを取るのですが、他の古いリグでコアが破損、あるいは交換のために破壊せねばならないことがあります。代替が無くて困るのです。
抵抗・コンデンサは消耗品と考え、ほぼ廃棄します。
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シャーシ下の基板は、マーカー基板とキャリア発振基板を残します。マーカーは100KHzの水晶発振で、パーツ交換で十分使えそうです。
キャリア発振基板はフィルタとの兼ね合いで周波数が決まるのですが、水晶が4個あります。LSB・USBで1個ずつですが、CWで2個必要とのこと。
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左 :キャリア発振   右: マーカー発振

ハテ?と思ったのですが、これは説明書に書いてありました。続きは次回へ。

昭和49年オイルショックの値上げ

資料の整理をしていたら、出てきた話題を。

151204trio49-1 トリオ(現JVCケンウッド)の『通信機商品価格改定のお知らせ』が2枚です。
「原材料の異常な高騰に伴い・・・・価格を改訂させていただきます」とあります。
4機種が昭和48年11月21日から、45機種が昭和49年1月21日より実施となっています。

昭和48年10月に勃発した中東戦争がきっかけになり、オイルショックで物価が高騰した時期です。
まだ親のスネをかじっていました。
戦争開始からわずか1ヶ月で値上げを余儀なくされたのですね。

最初の11月ですが、TR-2200Gの価格が36,800円から38,000円に、TR-7200Gが54,900円から57,900円に変更されました。4-5%くらいのアップです。
注: まだ消費税のない時代です。

翌年の45機種はHF機とオプションですが、これはアップ率が高くなっています。 151204trio49-2
 TS-900S 264,000円 → 300,000円
 TS-311 77,000円 → 85,000円
 TS-511S 115,000円 → 132,000円
 T-599S 117,000円 → 135,000円

10%を越す値上げです。インフレが想定を超えるレベルだったのでしょう。

あれから40年、価格上昇は意外なことに少なめです。デフレから脱することが出来ない日本、製品が安く購入出来て良い、とばかりは言えません。
生産の自動化と海外生産で人件費の上昇を抑えるのは許容するとしても、品質の低下は免れません。
壊れたら買い換える・・・・という単純な図式は、この世界では避けてほしいと願っています。

トリオ ディップメータDM-800のコイル

今日の休眠パーツ(Hi)ご紹介はコイルです。
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トリオのディップメータDM-800に付属していたコイル7本です。
もらいもののジャンク箱に入っていたものですが、肝心のディップメータ本体はありません。
周波数範囲は以下の通りです。

A: 0.7-1.7MHz
B: 1.5-3.5MHz
C: 3.0-7.2MHz
D: 6.9-18MHz
E: 18-48MHz
F: 42-110MHz
G: 83-250MHz
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F・Gのコイルは線を巻いておらず、プリントパターンで形成しています。
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DM-800の取説(日本語)はダウンロード可能です。回路図は海外仕様?のDM-81かDM-801が入手出来ました。

発振回路だけ自作すれば、ディップメータが出来上がりますが、ネックは2連バリコンです。
大型のバリコンはあります。あるいはトランジスタ用のポリバリコンで代用するか・・・・。また誘惑が増えましたHi。
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