120528rl1k-1.jpg無線のリグだけでなく、ラジオもたまにレストアしています。

昨日から三洋のAMラジオRL-1140を引っ張り出し、メンテしました。1976年ころのカタログに掲載された製品とのこと、すでに製造から35年くらい経過しています。
近くの民放とNHKの放送は受信出来ますが、感度は今ひとつです。周波数もずれており、600KHz以下ではノイズ音がしません。

裏のカバーを外しすと、アンテナのフェライトバーが3つに割れていました。アンテナコイルの1次側と2次側が結合していないのですから、感度が悪くて当然です。フェライトを瞬間接着剤で接着したら、感度が大きく向上しました。

また、コンデンサの経年変化があると考え、基板を取り外し、電解コンデンサとマイラーコンデンサ計8本を全て手持ちの新品に交換しました。ストック部品の古いものから早めに処分しますHi。
ただし、周波数可変・表示の糸かけダイヤルを外さないとコンデンサを交換出来ません。糸の手持ちはあるはずですが、見当たらないため切らないように外し、交換後元に戻しました。
ボリュームもガリがあります。いつものように接点洗浄剤をスプレーし、改善しました。
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基板を取り付け、600KHzと1500KHzの信号をSGから入力し周波数を調整しました。さらに1000KHzの信号を同様に入力、コイルのコアを調整しました。これでほぼ満足のいく感度になりました。

ところで、糸かけダイヤルですが、糸がスピーカーの裏面に接触しています(矢印部)。擦れによって切れることは無いと思いますが、設計の問題と考えます。
また、ACトランスの1次側にヒューズがありません。手持ちのホルダーを追加しました。
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夜間は東京・大阪等のAM民放局が良く聞こえます。自宅の電子機器ノイズが多く困っていますが、屋外の静かな環境ではもっと遠方や出力の小さい局が聞こえそうです。
単1電池4本を内蔵し動作させることも可能です。電池ボックスの端子がさびているので、これから磨いてみます。

ところで、回路は通称「6石スーパー」です。サンヨーブランドのゲルマニウムPNPトランジスタの2SAと2SBです。シリコントランジスタが主流の現在、同じ型番はもちろん、代替品も入手が難しくなりました。類似品を探して若干の定数変更が必要でしょう。